卒論の章立ての構成については、大学や学部によって明確な規定があるケースとそうでないケースがあります。一般的には以下のような構成が多いと言われています。
【3章構成】
第1章 序論(研究の背景、目的、構成など)
第2章 本論(理論、先行研究、調査、分析など)
第3章 結論(まとめ、示唆、課題など)
【4章構成】
第1章 序論
第2章 理論・先行研究
第3章 調査・分析
第4章 結論
【5章構成】
第1章 序論
第2章 理論・先行研究レビュー
第3章 研究方法
第4章 分析結果
第5章 考察と結論
このように3章から5章程度の構成が一般的ですが、必ずしも4章構成である必要はありません。指導教員の助言を仰ぎつつ、自身の研究内容に合った適切な章立てを決めることが重要です。
ただし、以下の点に留意する必要があります。
・序論と結論は必ず独立した章を設ける
・本論部分の章立ては論理的につながりがあること
・各章のボリューム配分に無理がないこと
・章による区切りがわかりやすいこと
つまり、卒論の構成として最低限押さえるべきは、「序論-本論-結論」の3部構成です。本論部分の章立ては研究内容に合わせて柔軟に構成できます。
指導教員の指導の下、研究の性質や主旨、分量を踏まえて、バランスの良い適切な章立てを設計することが大切です。画一的な決まりは無く、工夫次第で最善の構成を見出せるはずです。