卒論の発表の際、原稿の必要性については状況によって異なりますが、基本的には原稿を用意しておくことが賢明でしょう。
【原稿を用意するメリット】
- 内容を整理しやすい
発表する内容を事前に文字におさめておくことで、論理的な流れを意識しやすくなります。ポイントを絞り込んだりする作業が行いやすくなります。 - 緊張を和らげられる
原稿があれば、発表中にメモを見ながら話を進めることができます。内容を忘れてしまうリスクが低くなり、緊張感も和らぐでしょう。 - 時間配分が立てやすい
何を話すか、どの部分を詳しく説明するかを原稿に盛り込んでおけば、時間配分を立てやすくなります。時間超過を防げます。 - 質疑応答の参考になる
質問された内容に合わせて、原稿から該当部分を探し出しやすくなります。適切な回答がしやすくなるでしょう。
【一方で注意点も】
- 原稿どおり読み上げると堅苦しくなりがち
機械的に読み上げるだけだと、聞き手に伝わりづらくなります。要点を意識して自由に話す工夫が必要です。 - 原稿作成に時間がかかる
限られた時間の中で、しっかりとした原稿を作成するのは簡単ではありません。所要時間を確保しておく必要があります。
このように原稿には一長一短がありますが、重要な発表では原稿を用意しておく方が無難でしょう。ただし、あくまでも参考資料としてみなし、大まかな流れを頭に入れて自在に話すことが何よりも大切です。指導教員の助言を仰ぎながら、発表の準備を万全に行いましょう。