【卒論で動機って書いた方が良い?】
卒業論文(卒論)では、研究の動機を記載することが非常に重要とされています。動機とは、なぜその研究テーマを選んだのか、その課題に取り組もうと思ったきっかけや理由のことを指します。
動機を明確に示すことで、以下のようなメリットがあります。
- 読者への問題意識の伝達
研究動機を冒頭で示すことで、読者に問題意識を適切に伝えられます。研究の出発点が把握しやすくなり、本論部分の理解が深まります。 - 研究の必然性の提示
なぜその課題に取り組む必要があるのかを動機で説明できます。研究の必然性と重要性をアピールできます。 - 論理の一貫性の確保
動機から導かれた研究目的、方法論、結果があることで、卒論全体に一貫した論理性が生まれます。 - 研究者の熱意の表れ
強い動機があれば、そこに研究者の情熱や興味が表れます。読者の共感を得やすくなります。
一方で動機を記さない、あるいは不明確だと、研究の必要性が読者に伝わりづらくなってしまいます。モチベーションの低さや、論理の飛躍が否めません。
動機の記述のポイントは以下の通りです。
・研究の社会的背景や重要性について触れる
・自身の体験や疑問から動機をつなげる
・具体的な事例やエピソードを盛り込む
・簡潔明瞭に、分かりやすい文章で書く
研究の動機は卒論の根幹に関わるものです。読者への訴求力やその後の論理展開にも大きな影響があります。
しっかりと書き込むことで、卒論全体の質が大幅に向上するはずです。動機の重要性を認識し、丁寧な記述を心がけましょう。
