タイトル「卒論でデータ引用はどうしたらいいのか?」
卒業論文(卒論)で他者のデータを適切に引用することは非常に重要です。データの出所を明記せずに無断引用してしまうと、剽窃(ひょうせつ)にあたり、重大な違反行為となります。適切にデータを活用するためのポイントは以下の通りです。
データの出所を必ず明記する
引用するデータの出所については必ず明記しましょう。具体的には、「文献・資料名、発行元、発行年」といった書式で表記します。データが含まれている論文名と発行機関、発行年を正確に記載する必要があります。
図表への出典の明記
データを図表として使用する場合も同様です。図表の下に「出典:△△(20XX)」と記載することで、データの引用元を明示しましょう。万が一出典を明記し忘れた場合は重大な過失となりますので、細心の注意を払う必要があります。
著作権のある統計データへの配慮
公的機関が公開している統計データでも、著作権のあるものは一部を除いてそのまま利用することはできません。引用ルールに従いつつ、データの加工や要約を行う必要があります。
引用すべきでないものとは
一方で、個人のウェブサイトやブログ、SNSなどに掲載されているデータは、信ぴょう性に欠けるため、基本的に引用を避けるべきです。客観性と信頼性の乏しい個人のデータは論文に不適切です。
データを自ら収集・作成する
自らが収集したデータや独自に作成したデータであれば、自由に使用できます。その場合も表や図を使ってデータを明示し、解析方法などを詳述しておきましょう。
プロパーな表記で剽窃を防ぐ
このように、卒論ではデータの引用に細心の注意を払う必要があります。不適切な引用は剽窃となり、卒論が否認される事態にもなりかねません。出所の明記、著作権への配慮など、データ活用のルールを守り、プロパーな表記で剽窃リスクを回避しましょう。データを上手く活用し、説得力のある論文を作り上げていきましょう。
