卒論の語尾ってどのようにしたらいいんだろう?

卒論

【卒論の語尾ってどのようにしたらいいんだろう?】

卒論を書く上で、語尾の使い分けは重要なポイントです。適切な語尾を使うことで、論文全体の言葉遣いの一貫性が保たれ、客観的で学術的な文体を作り上げることができます。

一般的に卒論では、以下の語尾表現が推奨されています。

【推奨される語尾】
・である

  • 卒論で最も多く使われる語尾です。客観性と淡々とした語り口調が特徴です。
    例「本研究の目的は~であった」

・る

  • 説明や記述の際によく使われます。動詞の基本形です。
    例「本章では~を扱う」

【使い分けが難しい語尾】
・だ

  • 話し言葉めいた語尾なので、卒論では避けるのが無難です。

・ます

  • あまり使われません。やや弱く聞こえる印象があります。

・です・ます

  • 卒論では避けるべきです。くだけすぎてぶれの原因になります。

このように、基本は「である」調が無難です。客観性と論理性を保ち、冷静な語り口を心がけましょう。

ただし、完全に「である」にこだわる必要はありません。「である」の連続は読みづらくなってしまいます。適宜、動詞の「る」形を交ぜていくとリズム感が生まれ、読みやすくなります。

また、考察や主張を示す際は、「~ものと考えられる」「~と指摘できる」などの表現を用いると、納得性が増すでしょう。

さらに、完全に機械的な文章になり過ぎないよう、やや主観が入る語尾を控えめに使うのも一つの方法です。例えば「~と思われる」「~であろう」など。

ただし、用法には注意が必要です。完全に私見を述べる「~と思う」「~だと感じる」などは避けましょう。

語尾を工夫することで、理路整然とした論理展開と、読みやすい文章のバランスを保つことができます。厳密すぎず、くだけすぎず。それが卒論の文体における鉄則と言えるでしょう。

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