タイトル: 「卒論の目次のページ数ってどうしたらいい?」
卒論執筆の過程で、多くの学生が悩むのが目次のページ割り当てです。目次は論文の構成を一覧で示すもので、その分量次第で論文全体のボリューム感が決まります。目次作成時には細かすぎても大まかすぎても不適切なので、適切なページ数設定が重要になります。
目安は10~15%程度
一般的な目安として、目次のページ数は論文全体の10~15%程度が適当とされています。例えば80ページの論文なら、目次は8~12ページくらいが妥当な範囲と言えるでしょう。ただしこれはあくまでも目安に過ぎず、研究内容によって多少の前後は許容範囲です。
目次作りは論文の下準備
目次を決めるプロセスそのものが、論文執筆の大切な下準備作業になります。論文の全体の構成を検討し、主な節と項目を洗い出すことで、議論の流れを頭の中で明確に構造化できるようになります。そのため、早い段階から目次案を複数用意し、そのたびに見直しを重ねることが賢明なやり方です。
柔軟に対応できるよう心がける
しかし、目次の構成を固めた途端、後の執筆作業で予期せぬ変更が必要になることもあり得ます。そうした事態に備え、目次については柔軟に対応できるよう心がけましょう。特に章立てのページ数があまりにも偏っている場合は、構成の見直しを検討する必要があります。
分量調整が難しければアドバイスを
分量の割り当てで悩む場合は、指導教員や同級生に目次案を見せ、意見を求めるのが賢明でしょう。客観的な視点から、論旨に無理がないか、必要十分な分量となっているかをチェックしてもらえます。上手く分量調整ができなければ、指導教員に具体的なアドバイスを仰ぐのも一つの手です。
最終調整は入念に
目次の完成は、卒論執筆の通過点に過ぎません。それでも、論文全体の方向性を示す重要な項目です。そのため、最終的な目次調整は細かい作業となり、ページ番号の確認や体裁の統一など、入念なチェックが求められます。時間をかけて丁寧に最終調整を行い、わかりやすい目次を作り上げましょう。
目次は論文の顔ともいえる存在です。ただし、見かけだけでなく、中身が重要です。頻繁に見直しを重ね、無理のない分量設定に心がけ、論理的な構成を目指しましょう。そうすれば、納得のいく目次が自然と作れるはずです。
