【卒論で論文研究をテーマにする方法】
論文研究自体を卒業論文のテーマに設定するのは、メタ的で興味深い試みですね。論文執筆の理論や実践的な側面を掘り下げることができます。具体的には以下のようなアプローチが考えられます。
- 論文執筆プロセスの理論的考察
論文の構造や執筆方法論、フレームワークなどの理論的側面から論文研究を行う。論文の一般的なスタイルやフォーマットの探求も含まれる。 - 学術論文のレトリック分析
実際の学術論文を対象に、その説得力や論理構成、言語的・修辞的手法などの分析を行う。効果的な論理展開の要件や特徴を明らかにする。 - 論文の質的評価手法の検討
優れた論文とは何かを定義し、論文の質を評価する具体的な指標や基準について考察する。 - 論文データ分析と執筆支援システムの研究
論文の計量書誌学的データを分析し、論文執筆を支援するソフトウェアやシステムの在り方を探る。 - 特定分野の論文動向や傾向の分析
自身の専門分野における論文の変遷や執筆上のトレンドを分析し、その特徴や要因を考察する。 - 多様な論文様式の比較研究
学部や大学、国など様々な論文スタイルを収集・比較し、その違いや背景にある思想などを検証する。
このように、論文研究を卒業論文のテーマにすれば、論文執筆そのものの理論化や体系化を試みることができます。従来の卒論とは一線を画す、メタレベルでのアプローチになります。
論文の書き方自体に関心がある場合、このようなユニークな切り口で卒論に取り組むのも面白い選択肢になるでしょう。創造性と工夫次第では、発展的な研究が期待できそうです。
