【卒論でグラフってどのように使うの?】
卒論でグラフを効果的に活用することは、研究結果を視覚的に示し、説得力を高めるために非常に重要です。適切なグラフの選択と わかりやすいグラフの作成方法を紹介します。
■グラフの種類と用途
- 棒グラフ・横棒グラフ
- 値の大小比較や推移を示すのに適している
- 円グラフ
- 構成比率を示すのに適している
- 折れ線グラフ
- 値の推移や変化の傾向を示すのに適している
- 散布図
- 2変数間の相関関係を示すのに適している
- ヒストグラム
- データの分布状況を示すのに適している
研究内容に合わせて、上記から最適なグラフ形式を選びましょう。
■わかりやすいグラフの作り方
- タイトル
- グラフの内容が一目でわかるタイトルをつける
- 軸の説明
- 軸が示す変数や単位を明記する
- 凡例
- 棒や線の意味を簡潔に説明する凡例をつける
- データソースの明記
- グラフデータの出所を示す
- 見やすいデザイン
- 使用する色や線の種類に配慮し、凡乱にならないよう心がける
- 不要な要素は排除し、簡素でクリアなデザインを心がける
- コメントの追記
- グラフの特徴的な点を簡潔にコメントとして記載する
- 重要な部分には印を付けるなどの工夫をする
グラフは論文の重要な要素です。わかりやすく正確に作成し、本文とリンクさせることで、説得力の高い卒論となります。定量データの扱い方も重要ですが、上手く視覚化できるかが大きなカギとなります。
グラフ作成には時間をかけ、分析を重ねましょう。納得のいくグラフができれば、研究の質が大きく向上するはずです。グラフ作りを通して、データの深い理解と新たな気づきも得られるでしょう。