卒論が50枚って多すぎるかな?

卒論

50枚という分量は卒業論文としてはかなり多い方だと言えます。一般的な卒論の分量は次のようになっています。

文系:
・20~30枚前後(1万字~2万字相当)

理系:
・30~40枚前後(2万字前後)

50枚というと、A4サイズで400字詰め原稿用紙換算で約4万字に相当します。この分量は修士論文に近い規模と言えるでしょう。

50枚の卒論のメリットは、テーマについて非常に掘り下げた議論や詳細なデータ分析が可能となる点です。一方で、以下のようなデメリットもあり得ます。

■デメリット
・主題がいつの間にか拡散し、論旨が明確でなくなるリスク
・分量過多で冗長になり、読み手に伝わりにくくなる可能性
・執筆における時間的・肉体的負担が大きい
・ボリューム過剰で減点される可能性

50枚の卒論を作成する場合は、以下の点に注意が必要です。

・序論で研究の焦点を明確に示し、本論でそれを徹底する
・各章の役割分担を明確にし、無駄のない分量配分に心がける
・過剰な冗長表現は厳に避ける
・図表や参考文献を効果的に用い、読みやすさを高める

指導教員からの適切な助言を仰ぎながら、構成や分量について綿密に検討することが重要です。50枚の卒論は並大抵の努力では書き上げられない大作になります。

分量が過剰に多すぎるケースもありますので、所定の上限枚数に収まるよう調整する必要があります。しかし、卓越した内容であれば多少の枚数超過は目をつぶられる場合もあるかもしれません。

結論として、50枚は卒論としては多すぎるボリュームですが、内容次第では十分に価値のある卒論になり得ます。その際は構成の工夫と分量の調整が鍵になります。

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