タイトル「ウェブサイトを卒論の引用にしてもいい?」
ウェブサイトを卒業論文の引用元として使用することは基本的に避けるべきですが、適切な条件を満たせば引用できる場合もあります。以下が主な判断基準となります。
原則は信頼できる文献資料を優先
学術的な価値が認められている文献(書籍、論文誌など)を第一に優先して引用源とするのが賢明です。ウェブサイトはあくまで補助的な資料として扱うべきです。特に重要な理論的根拠や主張の部分は、確実な文献に基づくようにしましょう。
信頼性の高いサイトならば可
ウェブサイトの中には、国や自治体、研究機関、学会などの公的機関や権威あるソースから発信されているものがあります。こういったサイトは比較的信頼性が高いので、適切に引用の対象にできます。
ただし個人サイトは要注意
一方で個人が運営するサイトは、中には正確性に欠ける情報も多く含まれています。個人サイトの情報は参考程度のものとして扱い、引用の対象から避けるべきでしょう。
インターネット上の出典は正確に記載
仮にウェブサイトの情報を引用する場合、出典の記載は慎重を期す必要があります。URL、サイト名、掲載日時など、あらゆる出典情報を正確に示さなければなりません。
ウェブサイトは恒久性に乏しい
インターネット上の情報は刻々と書き換えられるため、恒久性に乏しい側面があります。従って卒論を執筆した時点での引用元のURLは存在するが、後に内容が変更または削除されてしまう可能性もあり得ます。
そのため、重要な部分はできるだけ文献に頼り、ウェブサイトからの引用は最小限に留める心構えが賢明です。またウェブサイトを引用する際は、時期を失することなく速やかに論文に落とし込む必要があります。
卒論執筆においては信頼できる文献資料を優先し、ウェブサイトの引用は慎重に検討する必要があります。激しく変化し続けるインターネット上の情報にいたずらに頼りすぎると、論文の質を損なう恐れがあるためです。常に冷静な判断力を持って、適切な資料を引用元として選んでいきましょう。
