【法学部の卒論ってどう書けばいいんだろう?】
法学部の卒業論文は、法制度や判例などを理解・分析し、論理的な考察を展開することが求められます。以下が書き方のポイントになります。
- テーマの選定
自分の関心のある法分野から具体的なテーマを設定します。時事的な課題や新しい判例など、新規性のあるトピックが望ましいでしょう。 - 関連法令や判例の精査
選んだテーマに関連する法令や重要な判例を徹底的に調査し、理解を深めます。法的根拠を確実に押さえることが肝心です。 - 問題点の析出
現行法や判例にはどのような問題点や疑問点があるのかを明らかにします。これが論文の核となる部分です。 - 先行研究のレビュー
自説に先立ち、その問題に関する先行研究を丁寧にレビューします。自分の立場と異なる見解も確認しましょう。 - 法的分析と自説の主張
根拠法令や判例に基づき、問題点に対する自身の解釈や結論を理路整然と展開します。反証を予想して反論にも備えます。 - 法改正案や新しい解釈の提示
自説を基に、具体的な法改正案や判例の新しい解釈などを示すと説得力が増します。 - 論理の明確さと一貫性
法的推論は前提から帰結へと論理が明確で一貫している必要があります。曖昧な記述は避けましょう。
法学の卒論では、法的知識と論理的思考力が大いに問われます。関連する法令を徹底的に調べ上げ、先行研究を十分に検討した上で、自身の主張を明確に根拠立てることが肝心です。冷静な論理構成と法的分析力が評価のポイントになるでしょう。