卒論を書き上げるのに一番難しいのが、論文全体の構成を考えることですよね。たくさんの情報や知見があるものの、どのように論理立ててまとめていけばいいのかわからず、行き詰ってしまう学生は多いはずです。
そんなとき、一つのアドバイスがあります。それは「論文の構成を最初から詰め込もうとせず、まずは草案を書いてみる」ということです。卒論執筆のベテランは、最終的な構成は草案を何度も書き直す過程で自然と出来上がってくると言います。
具体的には、まず研究の背景、目的、方法、結果、考察というように大まかな流れを決めます。そして、それぞれの項目について、ラフな草案を書いていきます。完成を目指すのではなく、書けるところから適当に書き連ねていってください。
そうすると、書き進めるうちに、どの部分が大事で、どの部分が不要なのかが見えてくるはずです。その上で、論理の流れを意識しながら加筆・修正していけば、自然と卒論の構成が生まれてくるのです。
全体を見渡そうとするよりも、一つひとつの部分を丁寧に紡いでいく。そうすることでより良い論文に仕上がっていきます。焦らず、地道に進めることが重要なのです。
もちろん指導教員の助言を仰ぐのは有効な手段です。自分だけでは気づけない指摘をしてくれるかもしれません。また、友人や先輩と構成について議論を重ねるのも良い刺激になるでしょう。
卒論の構成に悩んでいるあなたへ。一歩ずつ前に進めば、必ず答えが見えてくるはずです。焦らず、あきらめずに、自分のペースで取り組んでみてくださいね。