【卒論にルビってやったほうがいい?】
卒論執筆の際、ルビ(振り仮名)をつけるかどうか迷う人も多いのではないでしょうか。一般的には、次のようなケースでルビを付けることが推奨されています。
- 専門用語や学術用語
例:日本語の場合、「エピジェネティクス(遺伝子発現制御)」のように、一般の人にはなじみのない言葉にはルビを付ける。
- 固有名詞(人名・地名など)
例:「グッドウィン(Goodwin)理論」のように人名、「イースタン・アイランズ(Eastern Islands)」のように地名。
- 外来語や外国語
例:英語の「アクティング・アウト(acting out)」、ドイツ語の「ゲシャタルト(Gestalt)」にルビを付ける。
なぜルビが必要かというと、読み手の理解を助けるためです。卒論では難解な専門用語が多用されるので、それらにルビを付けておけば、読み手がスムーズに内容を理解できます。
一方で、ルビは紙面の見映えを損なう可能性もあります。用語が多すぎるとかえって読みづらくなってしまうのです。そのため、付ける付けないは作品の性質や、指導教員の方針に従う必要があります。
おすすめとしては、長く重要な専門用語、外来語、固有名詞などにはルビを付けつつ、あまり出てこない一般名詞にはルビを付けない、というバランスを心がけるのが無難でしょう。
文中の自然な読み口に重きを置くか、わかりやすさを重視するかによって、ルビの使い分けは変わってくるでしょう。卒論の性格や指導教員の意向をしっかり汲んで、ルビの有無を判断するようにしましょう。