【卒論で正しい句読点の使い方について】
卒論は長文の文章になるため、適切な句読点の使い方が非常に重要になります。句読点を正しく使うことで、文意が明確になり、読み手の理解を深めることができます。
■句点(。)の使い方
- 1文の終わりに付ける
- 複数の文がつながっている場合、各文末に句点を打つ
■読点(、)の使い方
- 並列する語句の区切りに使う
- 挿入語や従属節の前後に使う
- 複数の修飾語がある場合、適宜区切る
■コロン(:)の使い方
- 前の文と後の補足説明をつなげるときに使う
- 例示を導く時に使う
■セミコロン(;)の使い方
- 対等な文節を区切る際に使う
- 並列する文の区切りとして使う
■ダッシュ(−)の使い方
- 逆接や言い換えを表す時に使う
- 強調したい部分を挟むのに使う
■引用符(‘ ‘ 、” “)の使い方
- 引用文や専門用語を示すのに使う
- 一重と二重がある
句読点を正しく打つことで、文章の主旨や構造をはっきりと伝えることができます。特に長文になりがちな卒論では、適切な句読点は必須です。
一方で、句読点の打ち過ぎは読みづらくなる原因にもなります。使い分けを意識しながら、なるべく簡潔に済ますのがコツです。冗長になり過ぎないよう気をつけましょう。
修辞的な効果を上手く狙うこともできますが、卒論の文体としてはあくまで端的で簡潔な表現が求められます。読み手が引っかからない自然な文章を心がけることが大切です。
句読点は文章の質を大きく左右します。研究の質が高くとも、不自然な句読点があると台無しになりかねません。卒論執筆においては、十分に注意を払う必要があるでしょう。修正を重ねながら、適切な句読点の付け方を身につけていきましょう。