【卒論が100ページは多すぎる?どうしたらいい?】
卒業論文で100ページを超えるのは、確かに多すぎる印象を受けます。一般的な卒論の適正ページ数は、大学や学部によってばらつきがありますが、おおむね40~60ページ程度が目安とされています。
100ページを大きく超えてしまった場合、以下のような弊害が考えられます。
- 主題が拡散し、論旨が不明確になる恐れ
- 冗長で重複した記述が目立ってしまう
- 読み手の集中力が持続しにくくなる
- 枚数の制限を設けている場合、ペナルティを受ける
このように内容が肥大化すると、かえって卒論の質を下げてしまう危険性があります。
そこで、ページ数を適正化するための対処方法をいくつかご紹介します。
- 主題から外れた記述は削除する
本題との直接的な関連性が乏しい部分は大胆に削る - 冗長な表現は簡潔に言い換える
同じ意味の表現が重複している箇所は整理する - 補足的な内容は付録や資料に分離する
本文に盛り込む必要のない事例や参考データは分離する - 図表を効果的に利用する
データや情報は適切に図表化し、わかりやすく要約する - 字数制限を設ける
1ページあたりの字数上限を設け、コンパクトに纏める - 章立てを工夫する
本文の構成やまとまりを見直し、適切に章分けを行う
ページ数を絞り込む作業は大変ですが、逆に内容の質を高める良い機会でもあります。指導教員の助言を参考にしながら、分量を意識して推敲を重ねていけば、アクが抜けた卒論に仕上がるはずです。